
劇場版 呪術廻戦 0の紹介:2021年日本映画。週刊少年ジャンプで連載中の「呪術廻戦」本編に繋がる、前日譚に当たるストーリー。本編の主人公・虎杖悠仁の先輩・乙骨憂太が主人公となり、やがて呪術高専をも巻き込んでいく戦いに、彼に取り憑いた呪いである里香と共に挑んでいく。
監督:朴性厚 原作:芥見下々 声優:緒方恵美(乙骨憂太)、小松未可子(禪院真希)、内山昂輝(狗巻棘)、関智一(パンダ)、中村悠一(五条悟)、津田健次郎(七海 建人)、櫻井孝宏(夏油傑)、山寺宏一(ミゲル)、花澤香菜(折本里香)、ほか
国内
映画「劇場版 呪術廻戦 0」解説
この解説記事には映画「劇場版 呪術廻戦 0」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 呪術廻戦 0のネタバレあらすじ:起
虎杖悠仁が呪術高専に入学する1年前、乙骨憂太に取り憑いている特級過呪怨霊の里香が、いじめっ子たちをロッカーに箱詰めにするという事件を起こしました。
6年前、乙骨の幼馴染みである折本里香は、乙骨とは仲がよく結婚の約束までしていましたが、里香は交通事故で亡くなってしまいます。しかし、その思いの強さから怨霊と化し、乙骨に取り憑いてしまいます。
その強すぎる里香の力を恐れた呪術界の上層部は、乙骨を死刑にしようとしますが、五条悟がそれを阻止、乙骨を呪術高専に入学させることになりました。
乙骨は先輩である禪院真希と共に呪霊の討伐に向かいますが、まだ戦いに不慣れな乙骨は戸惑っていると、真希の一喝が入りました。すると乙骨は初めて自らの意思で里香を顕現することとなり、討伐成功となりました。
その後、乙骨は自分が呪ったせいで里香が怨霊と化したと考えるようになり、里香のため呪いを解こうと決意します。
劇場版 呪術廻戦 0のネタバレあらすじ:承
あれから3ヶ月が経ち、乙骨は真希との修行の日々を過ごしていました。乙骨は五条悟から極力里香は使わないように指示されていて、今回は狗巻に同行し、低級呪霊を祓いに行きます。
現場に着くと、呪言の使い手である狗巻の一言で呪霊は消滅しますが、突然、指示されていた資料にはない呪霊が現れます。とても強力な呪霊に襲われ、さらに帳が張られ外に出れず、携帯も通じません。二人は苦戦しながらも協力して呪霊を倒しました。
この一件で仲良くなった二人を、遠くから見守る男がいます。それは大量の非術師を殺し、呪術高専を追われていた最悪の呪術師、夏油傑でした。
夏油は幹部達を集め、呪術師の楽園を作ろうと宣言し、手始めに呪術高専を落とそうと襲撃を決行しました。乙骨の前に現れた夏油は、乙骨に彼の理想を語り仲間になるようにスカウトします。
劇場版 呪術廻戦 0のネタバレあらすじ:転
しかし、真希を落ちこぼれと非難した夏油に乙骨は憤慨すると、スカウトを諦めた夏油は、12月24日に呪霊による大量殺戮を行うと宣言。止めてみろと告げると去っていきます。夏油が宣言した百鬼夜行の本当の目的は、乙骨を殺し里香を手に入れる事でした。
百鬼夜行当日になり、呪術師同士の戦いが始まります。その中で、たった一人夏油の企みをいち早く察知し、乙骨と真希を襲撃する夏油を追います。乙骨に真希、パンダに狗巻で立ち向かいますが、夏油の力は強く手も足も出ませんでした。
仲間をやられたことに怒る乙骨は、覚醒した力を見せつけます。反転術式を会得し、重症の真希や狗巻を助け、さらに、里香の力で狗巻の呪言すらもコピーした乙骨は、夏油に立ち向かっていきます。夏油も呪霊で対抗、その恐ろしいまでの里香の力に感嘆しました。
そして特級仮想怨霊「化身玉藻の前」を出し、更に4461体の呪いを1つにして、乙骨にぶつける呪霊操術極ノ番「うずまき」を発動します。乙骨はそれに対抗するべく、自らを犠牲にして里香の力の制限を解除する方法を選びます。
劇場版 呪術廻戦 0の結末
その強大なる力は夏油の想像以上でした。結局追い込まれ撤退することになった夏油、そこに待ち構えていたのは五条でした。「何か言い残す事は?」と話す五条に「この世界では心から笑えなかった」と夏油、すると夏油に近寄り五条は何かを告げます。「最後くらい呪いの言葉を吐けよ」と告げ、夏油はトドメを刺されます。
仲間の無事を知り安心した乙骨、里香の力を借りた乙骨に、いよいよ最後の時が近づきます。すると、怨霊の姿をしていた里香が元の姿に戻っていきます。里香が乙骨を呪ったのではなく、里香の死を受け入れられない乙骨が里香に呪いをかけた、呪いをかけた側が主従関係を解いたため、解呪となったのだと五条は話します。
乙骨が菅原道真の子孫だということも判明します。消えゆく里香に乙骨は謝ります。里香は乙骨に「一緒にいた6年間は何よりも幸せだった」と感謝し、「あまり早くこっちに来ちゃだめだよ」と言い残すと、光となり消えていきました。
戦いが終わり、皆で健闘を称え合います。皆と共にいる乙骨の指には、里香の指輪がはめてありました。
(エンドロール後)
サバンナらしき場所で乙骨がミゲルとケバブを食べています。そこに五条が久し振りに現れました。
0 コメント