巫女っちゃけん。の紹介:2017年日本映画。卒業後、就職活動をしながら、宮司である父の神社で巫女のアルバイトをすることになった”しわす”が、神社に反発しながら、健太という少年に会い、騒動を巻き起こすコメディドラマです。福岡県福津市の宮地獄神社で撮影されました。

監督:グ・スーヨン 出演者:広瀬アリス(しわす)、山口太幹(健太)、 飯島直子(真紀)、リリー・フランキー(宮司)、MEGUMI(美和)ほか


リリー・フランキー 国内 広瀬アリス


巫女っちゃけん。の予告編 動画


映画「巫女っちゃけん。」解説

この解説記事には映画「巫女っちゃけん。」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。


巫女っちゃけん。のネタバレあらすじ:起

就職の面接に落ちたしわす(広瀬アリス)は、就職活動をしながら、宮司である父(リリー・フランキー)の神社で巫女としてアルバイトしていました。母に捨てられ、父と二人のしわすは父に反発するように、巫女でありながら、神社のしきたりや巫女としてのあり方に反発していました。


同僚の巫女にはいつも優しく教えてくれる先輩と、巫女装束を脱ぐと、男とばかり遊んでいるたずながいました。こんなたずなを見て、いつもしわすは『いつかバチが当たる』と言っていました。


ある日、結婚式の案内をしている最中に、ゴミ箱が燃える騒ぎがありました。皆はしわすを疑いますが、警察は放火だと言いました。そこで神社では毎夜、交代制で見張りをすることになりました。見張りの当番の日もたずなは男と遊んでいました。一方、しわすは夜の見張り中に少年を見つけました。



巫女っちゃけん。のネタバレあらすじ:承

少年を追いかけ捕まえようとすると、悪さばかりするので、しわすは少年を縛り上げて事務所へ連れて行きました。放火をしたのもこの少年でした。少年は一切しゃべらないため、口がきけないのでは、という事になりました。話し合いの結果、親が見つかるまで神社で預かり、しわすが面倒を見ることになりました。


しばらくして美和(MEGUMI)という少年の母親がやって来ました。少年の名は健太(山口太幹)で、美和は新しい彼氏が一緒に住んでもいいと言うので連れに来たと言いました。自分の境遇に似ていると思ったしわすは、単に子供が邪魔なだけだろうと言い放ちました。彼氏に嫌われたくない美和は、言う事をきかない健太を殴っていました。



ある日、一人でいる健太を見つけたしわすは、健太の顔にアザがあるのを見て神社に連れてきました。虐待の疑いもあるため、美和を呼んで追求しました。しわすは美和と取っ組み合いのけんかになりました。その後、美和が誰に殴られたか言ってみなさい!と言うと、健太はしわすを指さしました。


巫女っちゃけん。のネタバレあらすじ:転

神社の管理者たちは、犯罪になるので巫女も辞めてもらわないといけないと言い出しました。しわすは『やっていない!』と言い張りました。そして警察まで調べにきました。完全に犯人扱いされたしわすは健太を誘拐しました。


その頃、たずなは遊んだ男たちに拉致されました。しわすは健太を連れ、たずなを助けに行きました。その後、しわすは健太を連れてバスで海岸に向かいました。そこには自分を捨てた母親の真紀(飯島直子)のレストランがありました。中に入って食事を食べ終わり、客がいなくなると、真紀が話しかけてきました。


真紀には新しい夫との間に男の子がいました。結局のところ真紀は男が出来て家を飛び出したようでした。そして真紀は『ここへは来るな、迷惑だ』と言いました。しわすは『あの男の子も捨てるのか?』と言い争いになりました。その時、健太が厨房へ火をつけ、火事になろうとしていました。



巫女っちゃけん。の結末

どうにか火を消し止めたものの、しわすは煙を吸って倒れ、宮司である父が迎えにきました。神社に帰ると美和がいました。美和は、自分が健太にしたことをすべて話しました。そして宮司により、美和と健太はお祓いを受けて帰りました。


しばらくすると、健太がしわすに会いに来ました。その時、健太はお母さんの事をしゃべりました。しわすが『喋れるの?』と聞くと、そうだと言いました。しゃべるようになった健太を見て安心したしわすは、今度殴られたら、ここに来なさいと言って健太を送りました。


一人になったしわすは、会社の採用通知を見ていました。そこへ宮司の父親が寄って来ると、しわすは採用通知をしわくちゃに丸めました。巫女をやってみようと思ったしわすは、父との絆も取り戻しました。